教育大好きな父親と愛情深い母親の元に生まれてきた息子。家族3人で駆け抜けてきた実体験を時系列にまとめました。
体験記ダイジェスト(体験記をじっくり読みたい方にはオススメしません。)
幼児教育は役に立ったかどうかは不明ですが、親子のふれあい、遊びとして楽しくやりました。
息子が生まれる前から温めていた教育方針はいくつかありました。
まだ言葉もわからない赤ちゃんの時から話しかけ、ダメなこと嫌なことはしっかり伝えていこうと決めていました。やがて言葉を理解したときにそれまで聞き続けてきたこともわかるようになるから、一貫したしつけをしようと決めていました。
勉強することは誰にも迷惑をかけない絶対的な善行というとらえ方をしました。そのため、勉強好きになってもらうため、そして絶対に勉強嫌いにならないようにすることを重視しました。特に言葉には慎重に気を配りました。
勉強ができなくてもいい、心優しい人間になれ、などということは絶対に言いませんでした。勉強することと人格形成は全くの別物です。あえて言えば人格の方が優先ですが、勉強との両立を目指すべきです。
小学校に上がる前に取り組んでいた勉強は字を書くとか基本的な算数です。小学校の先取りは無理せず自然な流れでやりました。
小学生になると、学習机を買ってもらってそこで勉強することが多いのでしょう。ところが我が家では学習机を買いませんでした。勉強するのはずっとリビングです。今でも家でやるときは(コロナでその機会が多かった)リビングでやっています。
塾に通わなくてもできるのではないかと考えたのもこの頃でした。
塾なしでいくならば、親子間の信頼が欠かせません。信頼の構築には適切なルールを決めることと、親の自覚がとりわけ重要です。
将来的に自学自習できるようにすることを目標に、勉強を見てやるときには適切な声かけを心掛けました。
勉強は時間を制限していました。勉強以外も重要です。
親が子供に言ってはいけない言葉には気をつけていましたが、子供の言う言葉にも注意を払いました。
低学年の時の勉強は憶えることの比率が高めでした。まだ考える力が未熟ですが、純粋な記憶力は十分にあるからです。記憶力は思考のベースにもなりますから、どんどん憶えてもらいました。マンガもとても有効です。
思考力も少しずつ養っていきました。算数、文章作成、論理トレーニング、パズルなどに取り組んでもらいました。
ゲームはやらせませんでした。友達ができないなど不安はありましたが、特段困ったことはありませんでした。外で遊ぶことが多かったし、替わりに与えたボードゲームを友達とよくやっていました。
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中学受験といえば算数です。小4までに6年までの先取りは済ませていました。いよいよ受験向けの勉強開始です。
5年生から受験算数の難関向けの学習を始めました。なかなか結果が出ませんでしたが、約半年後ブレイクスルーが起こりました。
これで算数については見通しが立ちました。塾に行っていたら考え続ける時間があったかわからないので、塾なしは大成功。思った通りにいきました。
社会や理科に着手したのは5年生以降でした。
社会科や暗記系の理科は回数をこなせば必ず憶えられます。
この考え方はわかっていたはずなのに、理社も算数と同じようにどんどん進めなかったことは失敗と言えます。こちらに関しては素人であることが裏目に出てしまいました。
6年生になり、そろそろ志望校を決めないと、という時期になりました。前々から文化祭等の学校見学や説明会には参加していましたが、これという決め手がありませんでした。
模試も受けました。
算数では時間が足りなくて最後まで行かないことがわかったので、スピード練習をすることで仕上げました。
国語は小さい頃からずっと文章を書かせていたから地力があり、模試でもそこそこの点数を取れました。ただ、国語は親である私たち夫婦が得意なだけに、一緒に問題を解いて議論をしていればもっと点を稼げる科目にもできたかもしれず、ちょっと悔やまれます。
模試の結果から受験校を確定したので、しっかり対策を練りました。
いよいよ受験本番です。
中学受験を終えての感想です。
受験を終えて、中学進学まで2ヶ月。ここの使い方が重要です。