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小学校  ·  2018/06/14

子供の頃の習い事

息子は塾には一切通いませんでしたが、習い事はいくつかしてきました。今回は、どんな習い事をやってきたのか振り返ってみます。

 

参考

発表!2017年子どもの習い事ランキング 1位は…?? [T-SITE]

  

【習い事】東大生100人に聞いた子どもの頃の習い事ランキング!


インデックス

  • ピアノ
  • スイミング
  • 科学実験教室
  • 将棋
  • 科学技術館サイエンス友の会

ピアノ

 

まずは、東大生の小さい頃の習い事ランキングでも上位に入るピアノです。当時はそんなランキングも聞いたことがありません。これをやらせたのは、芸術寄りの習い事をさせたい、音楽ができると楽しいだろうな、と考えたからでした。

 

始めたのはそこそこ早くて4才からです。その割にははっきり言って上手くなりませんでした。残念ながら才能には恵まれなかったんですね。さほど好きでもなさそうでした。それでもやめるほど嫌ではなかったようで、高3になるまで続きました。長く続いたおかげで、今でも弾けることは弾けます。

 

習い事をさせる前に夫婦で決めていたことは、どうせなら一生続けられるような技術が身につくものにしようということでした。恥を晒して申し訳ないですが、妻は子供の頃、遊ぶ日がないくらい習い事をしていました。ピアノ、ダンス、英語、スイミング、書道、公文式。さすがは医者の娘だな、と田舎者の私は思います。それだけ習っていながら、泳ぐこと以外はさほどできるようになっていません。その反省から一生ものの趣味にできるようなことを習い事にして欲しいと思ったとのこと。その観点では、今でもピアノが弾けるので、上手くいったと言えます。

 

スイミングスクール

 

言わずと知れた人気ナンバーワンの習い事。小1のときに通いました。しかし残念なことに、ここで泳げるようになりませんでした。ちょっとスクールには恨み言を言いたくなった出来事があったんです。

 

泳ぐ前段階で、ジャンプして水に顔をつけることを繰り返す練習があります。息子はそれをやっているときにおぼれそうになったらしいのです。運悪く先生が他の子を見ているときだったそうです。1人で何人もの子供を見るのが大変なのはわかりますが、おぼれかけている子に気がつかないのは、ちょっとインストラクターとして能力がないと言いたくなります。おかげでその後も水を怖がりました。

 

さらに悪いことに、時を同じくして塩素が肌に合わなくなったみたいで、やむを得ずやめることにしました。無理をするともっと肌が敏感になり、アトピー性皮膚炎になってしまうところでした。

  

一生ものの技術の修得が習い事の目標だったのに、何かを得るどころかマイナスになってやめることは、実に悔しいことでした。泳げるようになるには5年生くらいまでかかり、大学生の今なお普通には泳げず、とりあえず泳げます、という程度にしかなりませんでした。(やっぱり今でも水が怖いそうです。)

 

科学実験教室

 

学研の科学実験教室です。月2回実施されていました。それって塾じゃないか、と思う人もいるかも知れませんが、これは断じて塾ではありません。理系っぽい雰囲気を味わってもらうための、なんちゃって実験室にすぎず、受験に直接的には役に立ちません。でも、これが実に楽しかったんです。

 

ところで、これを読んでくださっている方の中には、小学生のときに学研の「学習」と「科学」を購読していた方もいらっしゃると思います。私は買ってもらってなかったんですが、友達の持っている「科学」のふろくがうらやましくて仕方なかった記憶があります。子供心をくすぐるように作られているんですよね。

 

この実験教室にもそのノウハウが活かされていて、とても楽しい実験キットです。持って帰ってきたキットを見て、私の小学生の頃の満たされなかった気持ちも埋められました。

 

 

これは、実験内容が1周したところでやめました。価格もリーズナブルでおすすめな習い事です。

 

 

将棋 

 

千駄ヶ谷にある東京将棋会館で、隔週の水曜日に行われている子供向けの教室です。プロ将棋の総本山ですから、教えてくれるのはもちろんプロ棋士です。小林裕士六段、及川拓馬四段、本田小百合女流二段らが講師として教えてくれてました。(段位は当時のもの)

 

保護者が参観して良い回に、本田さんとお話しできました。私が見ていたNHK将棋講座の聞き手を務められたことがある方で、有名人と会えたことはありがたかったです。

 

対局中の、または控え室で検討している棋士を生で見ることができるのもうれしいことです。目の前で森内名人(当時)が飲み物を自販機で買うところに遭遇しましたが、対局中だと思うと声もかけられませんでした。その弟子の竹俣紅さんも見ました。現在テレビのクイズ番組で活躍中ですね。息子と年齢も近いので応援してます。彼女は渋渋出身です。

 

私が将棋好きなので、私の方が喜んでいたかもしれないこの習い事ですが、肝心の息子の方は、5年生から6年生の2学期まで通いましたが、さほど強くなりませんでした。初段になると卒業ですけれども、もちろんできませんでした。こればかりは強制して強くさせるわけにもいきません。でも立派に指せるようにはなったのですから、将来どこかで趣味になる可能性はあります。私が好きになったのは30歳のころでした。

 

営利法人ではなく、公益社団法人なので費用も安く、扇子などグッズもたまにもらえてとてもお得です。藤井聡太七段の活躍による将棋ブームの今なら入れるかどうかわかりませんが、頭を使い、礼儀を大事にする将棋は、習い事として優秀だと思います。将棋会館は無理でも、将棋道場やカルチャーセンターが近くにあればぜひオススメします。 

 

サイエンス友の会

 

北の丸にある科学技術館が行っている科学教室です。学研科学教室の後で入会しました。講座やイベントのスケジュールを見て、往復はがきで申し込む形式でした。当然ながら、人気イベントには外れることがあります。

 

上野の国立科学博物館の方の会員になってよく行っていたので、こういうものがあることに気がつくのが遅くなり、ちょっともったいないことをしました。それでも5、6年のときにはいくつも参加しました。休日はこれで出かけることが多かったです。

 

イカの解剖、作図教室、浮沈子をつくるなどの教室での講座は学研教室の発展版としてとてもためになりました。北の丸公園で自然を探す体験、菅沼に一泊して、翌日にアサギマダラという蝶を捕まえマーキングする、などの野外体験は、専門家の指導つきで、なかなかできない体験です。

 

アサギマダラは旅をする蝶で、長距離を飛んで移動します。捕まえて羽に油性ペンでマーキングして、その後飛んできたところからの報告を待つ、という実験です。このときは九州のどこかからマーキングした蝶が見つかったという報告が数ヶ月後にハガキできました。ヒラヒラと舞う姿が独特で、時々木漏れ日に照らされて飛んでくるアサギマダラの美しさは今でも印象に残っています。ああいう体験を息子にさせられたことは、本当に良かったと感じています。

  

返す返すももっと早くに入りたかったと悔やまれます。通えるところに住んでいるならば入会をオススメします。

 

 

以上、息子の習い事について振り返ってみました。前に知的活動を尊重している主旨の記事を書きました。(良かったらどうぞ読んでください。→知的活動を尊重する)

学研の科学教室やサイエンス友の会はそれに沿ったものです。知的なことを一番に考えてはいましたが、それに偏ってばかりでは良くなく、芸術や運動もやらせたいという考えの表れがピアノであり、スイミングでした。将棋はその中間ですね。

 

スイミングは残念でしたが、習い事は全般的に上手く行ったと言えます。やり直しがきくとしても、また同じものを選ぶでしょう。ただし、これは東京に住んでいるからこそのラインナップです。地方、たとえば故郷の高知で子育てをしていたら、とても同じようにはできません。だれでも真似できるってタイトル下にも書いてるじゃないかとか、そんな記事(→天才の真似はできないが…)も書いてるじゃないかなどのご批判はあろうかと思います。

 

開き直るわけではありませんが、真似できるのは勉強法のことで、何もかもではありません。住んでいるところが違えばどうにもなりません。でも、所詮習い事です。これらの習い事をやってなかったとしても、息子の進路のレベルには影響がなかったと思います。性格や人格形成では影響があるでしょうが、そこはご家庭それぞれの選択で違うところが面白いんです。画一的な人間ばかりではつまらないじゃないですか。

 

仮に高知で育てていれば、将棋は習っていなかっただろうし、サイエンス友の会はありません。でも将棋は私でも教えられますしネットもあります。科学実験のようなものは探せばたくさん見つかります。それに、もっと海や山にはでかけたでしょうし、そのような自然寄りの活動が増えていたでしょう。その土地土地でやれることが違うのは当たり前で、田舎は田舎なりの良さを求めれば良いのです。

 

都会であれ田舎であれ、余裕を持って楽しい習い事ができることが一番です。今回の記事が参考になれば何よりです。

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