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中学・高校  ·  2018/11/07

コツコツやるのが最善 定期試験への取り組み(総論)

 

たびたび申し上げている通り、中高の勉強は定期試験重視でいくと決めていました。だからこの定期試験対策がほぼそのまま大学受験対策です。実力の90%以上はこれでつけたと言っても過言ではありません。

 

そこで今回は、その定期試験に向けての勉強の進め方についてご紹介します。科目も多いので数回に分けます。まずは総論編です。

 

インデックス

  1. コツコツやるのが一番
  2. 逆算して考える
  3. まとめ

コツコツやるのが一番

 

勉強の基本は天才でない限り日々の地道な積み重ねです。毎日少しずつマメに続ける。これに勝る勉強法はないと思います。「ちりも積もれば山となる」と言われるように、コツコツできさえすれば(←これが大変ですが)無理なく着実に実力がついていきます。

 

コツコツやることの利点はたくさんありますが、ここでは3つ挙げます。

 

⒈勉強の習慣がつく

1つ目は勉強の習慣がつくことです。勉強が好きなら問題ないですが、多くの人にとって勉強は苦痛を伴います。その苦痛を和らげるには、勉強ができるようになって「好き」の度合いを上げていくか、またはやることを当たり前にする、つまり習慣にすることです。

 

習慣にするには、ノルマを決める、または決まった時間に組み込むかのどちらかですが、やりやすいのは後者です。何時になったら何をするかを決めておき、その時間が来たら自動的に開始。終了時刻が来たら強制終了。そうしておけば余計なことを考える必要はありません。

 

これにはまず、毎日確実に取れる時間を探し固定化していくことからです。朝イチ、通学時、寝る前などは時間を確定しやすいので、そこから手を着けていくと良いでしょう。部活や行事との兼ね合いで定まらない時間もありますが、できる限り固定化すると慣れてきて苦痛が減るばかりでなく、時間の無駄もなくなって時間を有効に使えます。

 

この時のポイントは、1科目にかける時間を短くするとともに数多くの科目をやることです。理想は毎日全科目です。勉強時間の上限は2時間と設定しているので、3分5分の科目もあります。どんどん科目を変えることで飽きにくいという効果も期待できます。

 

(時間管理についてはより詳しく書こうと思っているのでそちらができたらお知らせします。)

 

⒉自調自考の時間が取れる

コツコツ学習の利点2つ目は、考えたり調べたりする時間が十分に取れることです。

 

数学を例に挙げます。問題を解いていると解けないものも出てきますが、すぐに解答は見ません。じっくりと考えます。設定した時間内に解けなければ、日をまたいで考えることもあります。ある時に一生懸命考えて結論が出なかった問題でも、時間や日を改めると良いアイデアが浮かぶことがあります。そうやって問題を自力で解くことに価値があり、その問題は後々やり直しても大体解けます。自分の中で消化し切れたということなのでしょう。試験直前の突貫工事だけではこの勉強法はできません。

 

他の科目でもすぐに答えを求めるのではなく、自力で調べ、考えることで理解度は確実に増します。そのようにしながら、それでも残った疑問は学校で質問すれば良いのです。自分だけでは解消できなかった上での質問なので非常に有意義です。自調自考した先の質問だから、きっと良く理解できるでしょう。何でもかんでもすぐに質問することは時短にはなりますが、成長のチャンスを失うことにもなります。自力解決が最善で、それはコツコツ学習でないと難しいと思います。

 

⒊長期記憶として定着する

最後、3つ目の利点は、学習内容が定着して長期記憶になりやすいということです。学習一回あたりの分量は少ないですが、それを何回も繰り返すことになります。復習回数も増えるので自然と理解度も増しますし、意図しなくても忘れにくい記憶となって定着してくれます。

 

定期試験の勉強ではありますが、長期記憶となることで実力テストや模試にも対応できます。ひいては大学受験においても有効であることは言うまでもありません。

 

宿題は優先

日頃の勉強の一番の邪魔は宿題でした。定期試験で良い順位を出すことは目標の一つだったので、宿題をやらないという選択肢はありません。提出が基礎点に算入されることもありますから。

 

しかし、そういうイレギュラーなものを強制されることは社会ではいくらでもあります。その練習と思えば仕方ないですね。でもやっぱり宿題はない方がありがたかったです。

 

一夜漬けは避ける

定期試験で好成績を出すことが目標とは言っても、より大きな目標は大学受験の実力をつけることであり、さらには独力で自らを管理できるようになることです。だから必要以上に定期試験の結果にこだわることはありません。具体的に言えば、夜ふかしや徹夜をする必要はないということです。

 

次の日の試験は前日に突貫工事をすると結構な点が取れます。でもそれはちょっとしたドーピングです。無理して良い結果が出たとしても付け焼き刃に過ぎないため、実力がついているかどうかはっきりしません。実力テストや模試でボロが出ては困ります。「定期試験だけ」と言われることは不名誉なので避けたいところです。

 

やっぱり日頃からコツコツやって、試験前日には余裕を持って過ごしたいものです。実際にはそれほどのんびりはできず、いつもそれなりに必死でやっていたようでしたが、日付をまたいで勉強することはほぼありませんでした。そう考えると余裕はあったと言って良いかもしれません。

 

 

逆算して考える

 

試験1週間前は試験発表日です。試験の時間割が発表され、その日以降部活は休みになります。その日のうちに、試験が終わるまでの10日〜2週間程度の勉強の計画を練ると良いでしょう。

 

まずは試験最終日前日に何を勉強するかを考えます。これは簡単です。最終日の科目だけを考慮すればよいからです。問題は最終日以前をどうするかです。それは最終日の科目の種類によって変わってきます。

 

試験科目には、前の日にガッツリやらないといけない重い科目と、やっても大した効果がない軽い科目とに分かれます。最終日の科目が軽い科目なら問題ありません。しかし重い科目が複数あったりすると、前日だけで終わらせることは大変です。他に軽い科目だけの楽な試験日があるはずなので、その楽な日の前日に重い科目を振り分けていかないと効率が悪くなってしまいます。

 

そのように科目間の兼ね合いを見ながら、最終日の前日から順に逆算して、前の方を埋めていき、ひとまず計画を完成させます。あとは勉強をしながら微調整です。

 

試験初日の前々日までは、普段の延長でほぼ全科目に目を通せる上、この期間は勉強時間の上限(2時間)は撤廃なので、かなりの勉強時間が取れます。勉強しながら最初に立てた計画の手直しをし、試験前日に効果的な勉強ができるようにしてきます。

 

試験も回数をこなして慣れてくれば、試験発表日以前に何をしておけば良いのかが分かるようになってきます。うまく学習サイクルが回り始めてからは成績も安定し、実力テストや模試でも好成績が出せるようになっていきました。

 

 

まとめ

 

・コツコツ勉強することが最善で、その利点は3つ。

  1. 勉強の習慣がつく
  2. 自調自考の時間が取れる
  3. 長期記憶として定着する

・試験勉強は、試験科目の大変さを比較考量しながら、最終日の科目から逆算して決定していく。

 

 

次回から定期試験対策各論として、科目別の取り組み方についてお話しします。今回はここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

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数学は一歩一歩着実に〜定期試験対策(次の記事)

はじめての定期試験

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