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中学受験  ·  2018/06/23

簡単な問題をたくさん解くか、難しい問題をじっくり解くか

日付が変わってから調べてみるといつもよりもアクセス数が多いことに気づきました。どうやら私のブログを紹介してくださったブロガーの方がいらっしゃったようです。

こちらの記事です。

http://konchan.net/x/archives/24887

 

まだブログを始めてひと月あまり。ベテランのブロガーさんに紹介していただいての初バズりです。嬉しかったので、その記事の内容について私の見解を述べさせていただきます。

 

難しい問題をじっくり解いてきた実績

簡単な問題をたくさん解くか、難しい問題をじっくり解くか、という話に、私のブログにある程度目を通してくださった方なら、どちらを選ぶかは自明です。もちろん後者です。

 

元々が宮本哲也氏の「強育論」の、頭は考えている間に良くなるという考えに共感して塾なしを選んだのですから、じっくり解く方を選ぶのは当然ですね。

 

実際、その方針を採って息子は算数・数学ができるようになりました。先のブログで書く予定のネタバレになりますが、常に難しい問題を解かせるように奨めていました。小学校高学年では中数をメイン教材にし、学コンも参加しました。中学入学後は広中杯から数学オリンピック参加した結果、決勝に残ることもできました。難問をやることで、算数・数学ができるようになることは間違いないです。

できるようになるまでの苦労

もちろん、最初からできるほどの天才ではありませんでしたから、苦労はしました。小4までで一応の範囲は教えた後、5年から中学への算数の日々の演習に取り組ませたんですが、解けるようになるまで半年くらいかかりました。

 

問題は選びました。異常な難問もありますからね。だから取り組んだのは普通の難問ということになります。

 

サラッと書くと苦労がわかりませんが、毎日毎日解けないことが続くと、心が折れそうになりました。本当にできるようになるのか、どこまで我慢できるんだ、というチキンレースのような感覚でした。

 

解けない状態が続く日々、半年ほど経った頃です。突然霧が晴れたように解けるようになりました。それ以降明らかにレベルアップしたのがわかりました。

受験するならパターン認識も必要

一方で簡単な問題をたくさん解くこともありました。解くというか覚えたんですけれども。

 

ちょうど昨日上げたひとつ前の記事で、図形と数の分野のことを書きました。たくさんの手筋を覚えて、そこで頭を使わなくて済む分を難しい方に回そうという考え方でした。

 

手筋の組み合わせで解ける問題も多く、簡単な問題をたくさんが特に当てはまる分野です。

 

時間無制限ならば手筋も知っている程度で十分。そんなに頑張って繰り返さなくても良いですが、やはり受験は時間内での勝負なので、点を取るためには覚え込んでのスピード練習は不可欠です。

 

息子も小6後半からその練習をしました。それは模試でいまひとつ点が取れなかったからです。あれはスピードがないと最後までいかず、実力が発揮できませんでしたから、その練習は必要に駆られてのことでした。

 

でもそれをこなしたことで、パターン認識が生じて、難問も解くスピードが上がったことは事実です。だから中学受験をするならば、簡単な問題たくさんも、難問じっくりも両方する方が良いですね。受験しないなら、簡単な問題たくさんは、最低限の手筋だけで十分だと思います。

 

 

難しい問題をじっくりは必要

結局、私はやってきたこと以外は勧められません。難しい問題に当たることなく、簡単な問題を大量に解いて、実力が伸びる経験をしてきていないからです。

 

難問には、国語的にごちゃごちゃしていることが多かったり、逆にシンプルなのに解き筋が見えなかったりするなど、独特の雰囲気を持っています。それは実際に当たっておかないと慣れない気がします。

 

簡単な問題をたくさん解いて実力が上がることは間違いないと思いますが、少しずつでも難問にも取り組んで置くのが良いと思います。その方が、より上まで行けるはずです。

 

一つの意見として参考にしていただければ幸いです。たくさんの意見をご覧になって、最後は悔いない選択ができることを祈っています。

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tagPlaceholderカテゴリ: 2018年6月, 中学受験, 算数
コメント: 2
  • #2

    管理人 (木曜日, 09 4月 2020 17:41)

    コーチ様
    難問は最初は誰でもできないとありますが、必ずしもそうとは限りません。概念を知らないわけではなく、あくまでも小学校で習う範囲の応用ですから。どうしてもできなければ、適切なヒントを出したいところです。灘卒の先生の5年生までは〜という考えに賛同します。うまく頭を使えるようになれば、解けない問題は激減するからです。ただし本当にできるようになるかどうか不安ですから忍耐が必要です。心配で仕方なければ、解説と復習で反復練習する方法の割合を増やすしかないでしょう。

  • #1

    コーチ (月曜日, 06 4月 2020 12:49)

    先生、大変参考になります。難問は最初は誰でもできないと思いますが、解説はいつするのが適切でしょうか?灘卒のある先生は、五年生までは一問一ヶ月かけてもいいとありました。一方、解説と復習で反復練習する方法も有効であると思います。アドバイスいただければ幸いです。

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